出前館の配達でやりがちなミス8選!他社フードデリバリー経験者だからこそ気を付けるべきこと

noshiftデリバリーワーク編集部

フードデリバリー業界は海外産のサービスが多い業界ですが、出前館は国産で古くから出前サービスをやっていたためか、他のサービスにはない独自ルールがあります。

例えば配達員の服装ルールが決まっていたり、決められた配達時間を大幅にオーバーすると補填しないといけないなどなど。

お客様の満足度を上げるための日本企業らしいサービス精神によるものですが、他社フードデリバリー経験者にとっては逆に戸惑う部分かもしれません。

他社フードデリバリー経験がある人が出前館の配達員(業務委託)を始める際に、ここは気を付けた方がいいと感じた、うっかりやってしまいがちなミスを紹介します。

これから登録しようかと考えている方はぜひ目を通してもらえればと思います!

目次
  1. ゴングボタンを忘れる
  2. 遅配で焦る
  3. 複数ピックアップの確認不足
  4. 到着時刻の連絡忘れ
  5. 受け取りボタン忘れ
  6. 商品品質に対するクレーム
  7. 置き配時のクレーム
  8. 現金を拠点に届け忘れる
  9. まとめ

ゴングボタンを忘れる

ゴングボタンとは、お店に配達員がピックアップに行くことを通知するためのもので、お店に到着する10分前に鳴らすルールになっています。

料理を出来立てアツアツのまま届けたい、というサービス精神を感じられるシステムですね。他の配達アプリにはない出前館独自システムとなっています。

ただ、ゴングを忘れても警告などが出ないため、つい忘れてしまうことがあります。

リクエストを受注したら即押せる状態(一件ずつ配っているとか)であれば忘れにくいですが、複数リクエストを抱えている時は特に忘れがちなので注意が必要です。

ゴングを忘れると料理ができておらず、お店の前で結構な時間待たされることになる場合も・・。

10分前ゴングは例外も

例外的に、マクドナルドでは3分前、サイゼリヤでは20分前にゴングを押すルールになっています。

こういった例外も個別に覚えておく必要があります。

▼配達の詳細なやり方はこちらにまとめてます

遅配で焦る

ピックアップからドロップ完了までの時間は15分に設定されています。これは距離や交通事情などが考慮されていないため、意外と時間に余裕がないことが多いです。

都心であれば、信号待ちが重なるだけで遅れてしまうことも・・。

ピックアップまでの時間には余裕があることも多いので、ピックアップの時間を若干早めに行くなどの工夫で、遅配を防ぐことが可能です。

リクエスト時間より早くピックアップしたい場合は、ゴングボタンだけではなく、店舗に直接電話して確認しましょう。

また、配達予定時間を大幅に超過すると、商品代金を補填しなくてはいけません。 金額はエリアによって異なり、500~650円となっています。

焦りは事故の元なので禁物ですが、急がなさすぎもペナルティになるので、許容範囲を越えたオファーを取らないなど注意が必要です。

複数ピックアップの確認不足

出前館の配達リクエストのシステムは、掲示板上にオファー一覧が表示され、そこから早い者勝ちで選んで受ける形式となっています。

他の配達アプリだと自動的に近くの配達員に割り振られるので、ここは他社との大きな違いですね。

現在地からの配送距離や、ピックアップまでかかる時間を判断してリクエストを受注する必要がありますが、リクエストは早い者勝ちなので慌てて受注しがちです。

その際にやってしまいがちなミスは、複数ピックアップの際の確認漏れです。

配達先の方向の確認をせずに同一店舗で複数のピックアップを受けてしまうと、配達先が逆方向だった場合に大幅に遅れてしまう可能性が高いです。

オファーを受けてから配達先が逆方向だったと気づいた場合、料理を受け取る前に拠点に連絡をして注文を外してもらうのが一番です。

なんとかお届け予定時間に間に合いそうであればそのまま続行し、2件目の配達先には遅配連絡を入れるのを忘れないようにしましょう。

また他の配達アプリ同様に、複数ピックアップした際には届ける料理を間違えてしまうこともあるのでお渡しの際に中身の確認を徹底していきたいですね。

到着時刻の連絡忘れ

到着時刻に10分以上遅れてしまう場合は、配達員からお客様に直接電話する必要があります。

電話で話すのがハードルが高い人は、ワンコール後に履歴からショートメッセージを作成して送ることでも代替可能です。

他の配達アプリに慣れているベテランドライバーほど忘れてクレームにつながるので注意が必要です。

反対に、お届け予定時刻の30分以上前に到着する際にも、お客様に連絡して許可を得る必要があります。到着時刻が早くなりそうな場合はゴングを押す前に確認したいですね。

予約注文

出前館のリクエストには到着時間が予約という形で設定されている案件があります。

この予約注文の場合は、時間的に余裕があることが多い反面、早く届けてしまうとクレームになってしまうので注意が必要です。

予約時間の前後10分に到着するように調整しましょう。

受け取りボタン忘れ

出前館の配達アプリで残念な部分というか、うっかり忘れを起こしやすいところがあります。

他社の配達アプリであれば、ピックアップや商品の確認などそれぞれの作業完了ボタンを押してはじめて、次の目的地の詳細な住所がわかる仕様です。

つまり、配達作業とアプリ操作が連動しているため押し忘れることはありません。

出前館の配達アプリでは、リクエストを受けた時点で全ての情報が見れる仕様になっています。

先に住所がわかるのは便利そうに感じますが、ゴング通知、配達内容の確認、受け取り完了といったアプリ操作を飛ばしてしまっても目的地に向かうことができてしまうのが問題です。

うっかりアプリ操作を忘れると配達の進捗状況が伝わらず迷惑がかかってしまいます。全体LINEでも指摘されるので要注意です。

商品品質に対するクレーム

出前館では、研修で梱包材を持って行くことや、バックを傾けない工夫等、料理をこぼさないことを徹底して伝えられます。

他社アプリであれば、こういった工夫はあくまで自主的に行うものであり、やり方を指示されることはありません。

また、万が一料理がこぼれてしまったとしても、サポートに連絡すれば対応してくれるし、評価が下がるくらいで罰則などもありません。

しかし、出前館では補填ルールが存在します。ドライバー起因による再調理・キャンセルがあった場合、配達報酬から1件分の報酬が差し引かれてしまいます。

わざとこぼす人はいないと思いますが、軽く考えていると痛い目に遭う可能性があるので、十分に注意しましょう。

置き配時のクレーム

出前館のアプリで残念なポイント2つ目がこの置き配の時の対応です。

他の配達アプリでは置き配の際は、配達完了の証拠として置き配した写真を撮影し、アプリから写真を送ることで配達完了のボタンが押せるようになるものが多いです。

しかし出前館のアプリにはお客様にメッセージを送るシステム自体がありません。お客様と連絡を取る手段は電話のみです。

写真撮影による証拠保全は出前館では、個人情報保護の観点から禁止されています。

置き配指定の際に、ドアチャイムを鳴らさないで欲しい、電話を入れて欲しいなどの要望があった場合、その通りに行って配達完了しましょう。

要望に気づかずチャイムを鳴らしてしまうとクレームに繋がります。

なお、チャイムを鳴らさない場合は、確認の電話連絡を入れることを推奨されています。

置き配が完了しましたので、お早めにお受け取りをお願いします』と一報を入れると良いでしょう。

現金を拠点に届け忘れる

出前館では現金決済の対応が推奨されています。確かに現金で注文するお客様は多く、リクエストが3割り増しで受注できると言われています。

しかし、現金決済を実際に受けるとなると、けっこう面倒な作業が発生します。

Uber Eats であれば受け取った現金は報酬と相殺され、それでも足りない分はクレジットカードで支払うため、清算作業は必要ありません。

出前館ではこのような現金を回収するシステムがないので、現金を受け取った当日の22時までに登録拠点で清算しないといけません。

うっかり清算作業を忘れると、アカウント停止やアカウント失効のペナルティがあるので、忘れないように気を付けましょう。

まとめ

他社フードデリバリーから出前館で稼働した時にやってしまいがちなミスをまとめました。

出前館は一件当たりの報酬が高くて稼ぎがいいですが、それ相応のサービス品質を求められます。

複数のフードデリバリーを兼業していると、うっかり忘れてしまったり、対応を間違えてしまったりといったことが起こりがちなので、配達員の仕事に慣れた人ほど注意が必要です。