【Wolt】ローンチから9ヶ月経過した地方都市「倉敷市」の現状を調査してみた!【稼げる?稼げない?】

noshiftデリバリーワーク編集部

たくさんのフードデリバリーサービスが台頭する中で、利用者だけでなく加盟店からも厚い信用を獲得していると言われている「Wolt(ウォルト)」

プレオープン時はランチ・ディナーでも注文は1時間に1件ほどでしたが、ローンチ直後に注文が入りにくいのはどこのエリアでも同じこと。

「9ヶ月も経てば状況は変わってるはず!」と意気込んで2021年12月に倉敷市へ乗り込んでみました!

倉敷市の現状を忖度なく、そのままお伝えしたいと思いますのでお楽しみに!

目次
  1. Wolt倉敷の基本情報
  2. 実践方法と収支について
  3. Wolt倉敷の特色
  4. ローンチ9ヶ月後の倉敷の現状
  5. 倉敷稼働実践のまとめ

Wolt倉敷の基本情報

ローンチ日(正式サービス開始日)

2021年3月18日(木)

加盟店数

48店舗 (2022年1月時点)

※注文アプリから目視で確認したため、実際は異なるかもあるかもしれません…。

加盟店一覧
店名
スシロー 倉敷宮前店ICHICO いちごスイーツ専門店 又来軒 倉敷天満屋店
DADACCO 本店インド料理 ナマステ 倉敷インター店うどんと酒 ふじ心
自家製蕎麦 たけのやもとや フルーツサンドイッチ焼肉 グラマラスミート
下津井たこやぶっかけうどん ふるいち 仲店クオーレ倉敷 多国籍料理
カフェ バラードトラットリア 武野屋 自家製蕎麦マクドナルド 倉敷アリオ店
八十八弁当横浜家系ラーメン 鶴乃家 倉敷宮前店おばんざい 杉壱
ジョイフル 倉敷本店はなまるうどん 倉敷市役所東店倉敷鶏屋 まさるやん
洋食 Bambiナマステ・ガネーシャ 倉敷店居酒屋 鬼の厨 しんすけ
Pizza ドコロ NOLA熟成焼肉にくまにあ よしはらうどん およべ 倉敷店
ピザハット 倉敷宮前店Buffalo Chicken Tokyo 鶴形1丁目店TAKU 広島お好み焼・カレー
古民家バル 旧本藤邸水辺の石窯キッチン 三宅商店 酒津チャンチキン&チゲ
さち福や アリオ倉敷店インディアンダイニング スクーン 羽島店Nocca ピッツァ & パスタ
台湾ダイニング 羅風岡山餃子製作所 アリオ倉敷店Curry NaNa 倉敷店
ラ・カーサ 多国籍料理Pacific Shrimp‘s 鶴形1丁目店からあげ ナントカ 倉敷
串揚げ馬鹿一代 くし亭ぎょうざ・からあげセンターとり鳥 炭火焼き鳥
鎌倉パスタ 倉敷店マター インド料理 宮前店Cafe & Diner KAG カグ

営業時間

月曜〜日曜:11時〜22時

ただし、ランチ営業はせず、夕方から営業を開始するお店も多い。

競合サービス

楽天ぐるなびデリバリーは、見かけたことはないし稼働していると言う配達員にもお会いしたことはないですが、サービスの取り扱いはあるようです。

基本的に倉敷で稼働している配達員は、Uber Eats+他1~2アプリを掛け持ちするのが多いようです。

実践方法と収支について

倉敷稼働時の実践方法

今回使用するアプリはWoltのみで、Uber EatsやDoorDashなど他サービスとの同時オンラインはしていません。

稼働時間は11時~14時、17時~21時の7時間ですが、14時・21時以降もタスクがある限りは稼働を続けることにします。

実践日と収支

12月15日~12月18日の4日間
日付配達件数配達報酬備考
12月15日昼2件・夜6件5760円
12月16日昼3件・夜3件3010円報酬+600円(雨クエ)
12月17日昼3件・夜0件1490円強風のため夜稼働なし
12月18日昼4件・夜4件5100円

※12月19日の日曜日も稼働はしましたが、ランチ時もずっと注文停止だったため除外。

Wolt倉敷の特色

カレー屋さんが人気のエリア

北部エリアにはランチに注文が入りやすいお店がたくさんあります!
北部エリアにはランチに注文が入りやすいお店がたくさんあります!

倉敷はカレーが人気らしく、待機場所にもよりますがカレーカテゴリの受注が多く感じます。

しかも、カレー店は駅周辺以外に多くあるのでピックに時間が掛かりやすいですが、距離料金が稼ぎやすく狙い目です。

ランチはカレーや洋食を狙ってエリア北部(すき家駐車場など)に、ディナーはお酒のお供も狙って駅周辺で待機するのがおすすめです!

店と店が離れていることが多い

倉敷は駅周辺に契約店が密集してるほかは、エリア全体にパラパラ分布している感じ。

店舗間の距離が離れている場合が多いので、複数ピックの場合は料理が冷めないように保温することはもちろん、ニオイ移りも考慮したいところ。

※特にカレーと一緒にピックする場合は、ビニール袋で商品を包むとニオイ移りを防ぎやすいのでおすすめです!

もし配達に不安がある場合は、慣れるまで一件配達モードで様子を見るのもありですが、複数ピックの頻度は高くないので必要以上に心配することはありませんよっ。

配達アプリの使い方と配達の流れの解説

駅周辺で稼働するなら自転車が有利らしい

Woltの配車システムは、基本的に近距離は自転車、長距離はバイクや軽車両というふうに分けられます。

駅前の待機場所で、自転車を使っている配達員の方とお話しているときも、バイクの自分が1回も鳴らないのに、自転車で配達している方は3回鳴っていました。

もちろん注文内容はランダムだし、一概に言い切れるものではありませんが、少なくとも駅周辺で待機する場合は自転車が有利、郊外で待機する場合はバイクが有利と言えそうです。

二段階右折が必要な道路が多い

4車線道路が多くあるので、考えないと大幅な時間ロスの元になる。
4車線道路が多くあるので、考えないと大幅な時間ロスの元になる。

二段階右折が必要な片側3車線以上の道が多いので、原付バイクで稼働する場合には注意が必要。

※二段階右折の標識が掲示されている道路は、2車線道路でも二段階右折が必要です。

二段階右折は時間ロスの元なので、配達に慣れてきたら大きな道以外のルートを使って配達するのがおすすめです。

倉敷は白バイ隊員がそこかしこに待機しているので、せっかく稼いだ配達報酬を失いたくないなら交通ルールをしっかりと守りましょうね!

渋滞がひどい箇所がたくさんある

特に渋滞に注意したい場所

「狭い道が渋滞していて通行しづらい」道が散見されます。

時間帯によっては「さっきまではスムーズだったのに今は大渋滞してる」ということも良くあります。

ナビ通り配達すると起こりやすい現象なので、裏道や回り道を積極的に開発していくことで回避できるでしょう。

土地勘がないなら裏道は危険

前項で裏道をすすめておきながら言うのはなんですが…。(汗)

「この道を通れば通り抜けれそう!」と思って進んだ先が行き止まり、なんてことがとても多い地域です。

配達中に裏道チャレンジするのは危険なので、配達終わりに地図を見ながら抜け道を探すことをおすすめします!

ローンチ9ヶ月後の倉敷の現状

契約店舗数のわりに営業している店舗は少なめ

ランチ中でも和食カテゴリは注文できないお店が結構あります。
ランチ中でも和食カテゴリは注文できないお店が結構あります。

Wolt倉敷の契約数は48店舗なので、エリアの範囲を考えると決して少なくはありません。

ただし、基本的に個人店や小規模店が多いため、初めてWoltを利用する方には知らない店が多く、注文しづらい感は否めません。

※フードデリバリーの代表と言える牛丼屋があれば、また違うのですが…。

しかも個人店の特徴として、注文受付を行っていなかったり、居酒屋系のお店は夕方以降しか営業していなかったりするので、注文アプリで注文可能な店舗を見てみると時間帯によっては20店舗に満たないときもしばしば…。

平日のランチ時には50店舗以上注文できるUber Eatsと比べると、正直物足りなさを感じてしまうので、加盟店が今後増加にすることを期待したいです。

リクエストは多くないのに注文停止が多い

12月19日の日曜日も12時前からその後も当分の間、注文停止が解除されることはありませんでした。
12月19日の日曜日も12時前からその後も当分の間、注文停止が解除されることはありませんでした。

配達員が不足しているのか、頻繁に注文受付が停止されます。

自転車で稼働しているWolt配達パートナーの方とお話しているときも、注文が停止されていたので「この状態ではウーバーやるしかないね」と笑っていました。

ひどいときはランチどきでも長時間にわたり注文受付が中止されていたので、Wolt1本で安定して稼ぐのは正直無理だなと感じました。

Uber Eats(ウーバーイーツ)と併用するのはもちろん、可能であればDoorDash(ドアダッシュ)も検討したいところです。

Woltの配達パートナーは諦めている

Woltは待機していても注文が入らないということで、WoltもできるけどUber Eats(ウーバーイーツ)やDoorDash(ドアダッシュ)で稼働して、Woltはオンラインにすらしてないというパートナーさんが複数人いらっしゃいました。

もし、注文が入らなくても待機してくれているだけで注文受付は停止されないはずなので、できるだけ待機だけでもしておいて欲しいとお伝えしたのですが効果があるかどうかはわかりません…。

ユーザー側からすれば、注文できないから利用しないのであって、注文できれば今よりはリクエストが増えるはずですからね!

倉敷稼働実践のまとめ

倉敷はフードデリバリーを利用する文化は根付いてきていると感じましたが、少なくともWoltはシェアを取れていないと感じました。

※実践時もUber Eatsのバッグを背負って走っている配達員を多く見かけました。

Wolt運営は、配達パートナーのオンライン数が安定するまでは、予約時間枠を増やすなどの対策が必要でしょう。

※実践時には14時~17時しか予約枠がありませんでした…。

また、ランチ時に利用できる契約店舗を増やしリクエスト数確保に注力しないと、他のサービスにユーザーだけでなく配達員も取られてしまうことになりかねません。

ですが逆転の発想で言えば、ライバルの配達員がいない現状は、リクエストが受けやすい状態になっていると言えます。

今から倉敷でWolt配送パートナーに登録してみようと検討している方は、チャンスと捉えて倉敷Woltを盛り上げるためにも、是非一緒に稼働してみましょう!

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