電動自転車「TB1e」に買い替えて配達してみた!体力面や稼ぎはどう変わった?

noshiftデリバリーワーク編集部

私はこれまでUber Eatsを中心として、menuDiDi foodなどでフードデリバリーの配達を、約2年間で8000件以上行ってきました。

最初の頃に比べると加盟店がものすごく増えたし、配達範囲も大きく広がりました。

配達範囲が広がるにつれて配達距離も伸びているように感じていて、以前に比べると1件あたりの配達距離は体感で平均1km程度長くなったと思います。

以前はクロスバイクで配達していたのですが、配達距離が長くなったことで体力的にきつくなってきたので、楽に配達できるようになればと思い、電動アシスト自転車「TB1e(ティービーワンe)」を購入してみました!

実際に配達で使用してみると、買ってよかったと感じることもありましたが、クロスバイクの方が良かったな~と感じる点もありました。

そんな私が、クロスバイクから電動アシスト自転車「TB1e」に買い替えてみて、体力面や稼ぎはどう変化したのか紹介していきます。

目次
  1. なぜTB1eを選んだのか?
  2. TB1eで配達してみて良かったこと
  3. TB1eに変えて気になっていること
  4. TB1eに変えて稼ぎは変わった?
  5. まとめ

なぜTB1eを選んだのか?

電動アシスト自転車といっても車種は様々です。フードデリバリー配達員の間でよく知られているのは、ドコモの赤チャリじゃないでしょうか。

あとは子供乗せが付いているタイプなど、電動ママチャリみたいな主婦向けのイメージもあると思います。

最近はe-bikeと呼ばれるスポーツタイプの電動自転車も増えてきていて、見た目もスタイリッシュでかっこいいモデルがたくさんあります。

TB1eはクロスバイクをベースにしたスポーツ系の電動アシスト自転車で、選んだ決め手になったのは『価格』『走行距離』ですね。

価格帯は10~20万円

はじめての電動自転車ということで、まずは予算から考えました。

高価過ぎるものは事故や盗難のリスクが怖いし、かといって安すぎるものを買って機能に不満が出てきてしまっても本末転倒です。

安いものだと5万円以下でもありますが、配達の仕事用として使うものと考えると10万円~20万円の価格帯が妥当だと思います。

1回の充電で走れる距離

電動自転車はバッテリーが切れてしまうと、アシストが効かなくなってしまいます。(ちょっと重い普通の自転車になります)

配達の途中でバッテリー切れを起こしてしまうと、回数クエストのクリア配達のモチベーションに関わるため絶対に避けたいです。

また、頻繁に充電するのは面倒という気持ちがあり、1回の充電でなるべく長い距離を走れること重視しました。

条件に合ったの電動自転車

価格と走行距離の条件と、配達仲間のアドバイスから、候補に上がったのはブリヂストンのTB1eプロモーションリンク、パナソニックのJETTERプロモーションリンクベロスタープロモーションリンクの3車種でした。

安いけど走行距離が短いベロスター、高いけど走り心地がいいJETTER、そしてTB1eは中間の価格帯で走行距離が非常に長いのが特徴です。

配達で長時間乗るので乗り心地はもちろん大事ですが、試乗してみたところそこまで大きな差ではなかったので、圧倒的に走行距離が長いTB1eを選びました!

今回比較した3車種を表にまとめました。

電動アシスト自転車比較
車種名税込価格走行距離(最長)走り心地
TB1e142,780円130㎞
JETTER165,000円85㎞
ベロスター109,800円50㎞

TB1eで配達してみて良かったこと

電動アシストのおかげで上り坂が快適

TB1eに買い替えてから半年ほど配達をしていますが、これまで登れなかった坂はありません。どんな坂も電動アシストのパワーで乗り越えられます。

平地を走行しているときと同じくらいの負荷で坂を登れるので、足への負担や体力の消耗も最小限で抑えられます。

クロスバイクの時は、坂道を回避するためにルートを変えてみたり、どうしても登らないといけない時は覚悟を決めて走ってましたが、そういった苦労から解放された時に「TB1e買ってよかった~!」と感じました。

早く配達できるようになった

フードデリバリーにおいて早いことは正義です!配達スピードは稼働効率に直結しますし、注文者も早い方が嬉しいので高評価に繋がります

電動自転車は小さな負荷で安定したスピードが出せるため、速度を落とさずに配達を続けることができます。

クロスバイクの時は1日の後半になると疲労がたまってくるし、坂道でのスピードダウンがありましたが、そういった条件にも左右されません。

『疲労で起きられない』がなくなった

クロスバイクの頃は1日30件以上の配達を3日連続で行うと、翌朝、起きられないほど全身が筋肉痛になることがありました。

TB1eに買い換えてからは、身体への負荷が減り、極度の筋肉痛が起きなくなりました

筋肉痛が残っているとパフォーマンスが低下してしまうし、フル稼働し続けるのが難しくなるので、体調面での変化はかなり大きいと感じます。

腰痛になりにくくなった

個人差があるかもしれませんが、私の場合、TB1eに変えて腰痛になりにくくなりました。

あくまで推測ですが、自転車を踏み込むときに強い力を入れることがなくなったからだと思います。

TB1eに変えて気になっていること

下り坂では少し怖さがある

平地で快適に走れる設定のままだと、急な下り坂で止まりが悪く、少し怖さを感じることがあります。

原因はブレーキの効きの悪さにあると思っています。通常のクロスバイクと比べると3分の2くらいの制動力に感じます。

また、TB1eには回生ブレーキというものがあり、これによって止まるエネルギーで充電して長距離走行を可能にしているのですが、慣れないうちは違和感があるかもしれません。

そういうものだと理解して使いこなせば問題ないレベルではありますが、最初は注意が必要です。

必ずしもクロスバイクより早いわけではない

電動自転車は、法令基準で時速10kmを超えると徐々にアシスト力が弱まり、時速24kmでアシスト力はゼロになる仕組みになっています。

そのため、24km以上のスピードを出そうとすると漕ぐ力が必要です。

車体が重いTB1eでは、クロスバイクと比較すると24km以上出すのは非常に難しいです。物理的にはもちろん、体感として実際に運転して感じています。

一般的なクロスバイクの重量は10kg前後、TB1eは22.3kg

2日に1回は充電が必要

設定や配達距離によってバッテリーの減り具合は変わるのであくまで体感ですが、1日20件前後配達すると30~40%ほど減少し、30件前後配達すると45~60%ほど減少します。

充電頻度は毎日ないし2日に1回ぐらい必要でやや面倒ですが、今の所1日だけで0%になったことはないので満足しています。

TB1eに変えて稼ぎは変わった?

TB1eに変えてから、配達件数は1日3~5件増えました。

1件あたりの配達スピード自体が上がったのはもちろんのこと、配達の疲労が軽減したことで、もう少し頑張ろうという気分になれることが理由だと思います。

とはいえ、Uber Eats だと回数クエストをクリアした段階でやめてしまうため、収入が上がったというより、クエストを早くクリアすることにより休みが増えたという感覚のほうが大きいです。(体感で1週間のうち半日から1日休みが増えたと感じています)

出前館Woltなど、回数クエストにあまり依存しない配達単価が高い配達アプリを使った際は、1週間で1万円以上、月収で換算すると5万円程度は上がるようになったと感じています。

購入費用にかかった14万円は、増えた稼ぎの3か月分で回収でき、4か月目以降は丸っと稼ぎが上乗せされる、って考えるといい買い物だったなと思います。

まとめ

クロスバイクから電動アシスト自転車(TB1e)に買い替えて、個人的には大満足しています。

高い買い物なので不安もありましたが、増えた収入分でまかなえる範囲内でしたし、それだけの価値があるものだと実感しました。

クロスバイクで配達をしていて、体力的にきつくなってきた、翌日以降も疲れが取れない、坂道で苦戦する、などの悩みを持っている方はぜひ検討してみてください。

逆に、体力が溢れている若い方や、自転車にはスピードを求めている方、充電がめんどくさいと感じる方は向いてないかもしれません。

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