【2022年最新版】Uber Eats 配達報酬の改定で収入はどう変わったのか徹底解説!

noshiftデリバリーワーク編集部

2021年12月より、Uber Eats の配達報酬が改定されました!

2021年は配達報酬が300円になってしまう、いわゆるスリコが問題となっていて、配達パートナーの収入減少に繋がっていました。

他社のフードデリバリーに移ってしまう人も少なくなく、人員の流出を防ぐためにUber Eats も手を打ってきたという感じですね。

私はこれまで約3年間フードデリバリー専業で生活してきて、何度か報酬の改定を経験してきました。その中でも今回の改定は特にわかりにくかったです。

実際に配達してみて、どのくらい配達報酬に影響があったのか解説していきます!

▼基本的な報酬システムはこちらで解説

目次
  1. Uber Eatsから発表された報酬改定
  2. 【本音】配達して感じた報酬改定の体感
  3. 報酬改定を受けて配達パートナーがすべきこと
  4. まとめ

Uber Eatsから発表された報酬改定

UberEats からメールで告知された報酬改定の内容は非常にややこしくてわかりづらいです。かいつまんでまとめると、改定されたのは以下の3つになります。

  • 配送料が300円を超える頻度を増やす
  • 配送料の計算要素を調整
  • 選択式クエストの改訂

要は300円(スリコ)を減らします!ということなんですが、なぜか同時に選択式クエストまで廃止されてしまいます。

選択式クエストは1週間の配達回数を自分で決めて、その目標を達成すれば回数に応じた追加報酬がもらえる、というものでした。

選択式クエストの改定は東京、横浜、大阪、名古屋、福岡、京都、神戸、広島、仙台、岡山で適用されます。

改定前の選択式クエスト
改定前の選択式クエスト

クエスト改定は改悪?

今回の改定は、「必ずしもクエストの達成に左右されずに、基本料金を含む配送料として受け取ることができる収入額を安定・増加させることができるようになり、より多くの働き方にも適合できるようになる」との理由だそうです。

スリコが減って報酬が上がりクエストの達成に関係なく収入が安定するなら歓迎すべきことのように思いますが・・。現実はそんなに甘くないです。

実際に配達してみると、告知された狙い通りではなかったように感じることがあります。

【本音】配達して感じた報酬改定の体感

配達単価

300円の頻度が減るということでしたが、朝の時間帯(7~10時)では300円を超えることはほとんどありませんでした

そもそも単価が低い時間帯なので仕方ないと思う部分もあるものの、人員確保できていないためか注文アプリがブラックアウトする(注文できなくなる)ことも多かったです。

10時を超えると300円を超えることが徐々に多くなりますが、改定前に比べて頻度が高くなったかというとそこまででもないように思います。

クエスト

告知通り選択式クエストは廃止され、毎週金曜にクエストが表示されるようになりました。回数や報酬額は全員統一ではなく、人によって変わります。

また、クエストをクリアすることで、翌週に回数や金額がアップしたクエストに更新されるようになっています。

私の場合、他社でも稼働していてUber Eats メインではなかったためか、クエスト報酬は大幅に減額し、クエスト選択式のときに比べて1週間で15,000円も下がっていました。

単に金額面だけでなく、自分のペースで稼働スケジュールを決められるというメリットも失われたのは痛いです

改定後のクエスト
改定後のクエスト

【結論】配達報酬は上がった?下がった?

私の場合、配達報酬が確実に下がりました。配達単価はほとんど変わらず、クエスト報酬が大幅に下がってしまったためです。

Uber Eatsをメインに稼働している配達仲間に何人か聞いてみたところ、一番高額のクエストに設定されている人でも1週間で4,000~6,000円の減額だったそうです。

また、配達単価に関しても上がった印象はなく、これまでとほとんど変わっていないとのことでした。

報酬改定を受けて配達パートナーがすべきこと

私自身、フードデリバリーを専業として約3年間生活してきましたが、この3年間でUber Eatsは報酬改定の度に減額を繰り返してきました。

サービス開始当初は高額報酬をばら撒いて配達パートナーを集め、サービスが浸透して安定した運営ができるようになって徐々に適正価格に落ち着いていくのは仕方のないことではあると思います。

今回のように、「安定した収入を~」という名目で実質的に報酬を下げられるのはちょっと残念な気持ちになりますが・・。

フードデリバリーで生計を立てている身としては、報酬が下がるのを黙って受け入れるわけにもいきません。

なので、私はWoltDiDi Foodといった別のフードデリバリーサービスも併用し、キャンペーンやインセンティブの内容に応じて柔軟に使い分けるようにしています。

その結果、2021年12月~2022年1月の2ヶ月間は月収40万を達成することもできました。

報酬が下がってしまったと悲観するのではなく、状況に応じて対策法を模索し、常に最適な立ち回りを探っていくことが、収入をキープするために重要なことだと思います。

まとめ

2021年12月の報酬改定では、配達単価に関しては告知されていたような変化は感じられなかったものの、クエスト報酬が減額されたことによってトータルの配達報酬は減額してしまいました。

ただ、これは私の稼働した体感や、配達仲間に聞いた情報によるものであり、報酬の変動は配達エリアによって差があると考えられます。

注文需要が稼働中の配達パートナーの数を大きく上回ると報酬額が高くなる、というのがUber Eats の報酬システムの基本です。

地域によって配達パートナーの稼働状況は異なるし、配達距離や調整金の傾向が変わってきますし、今回の改定により配達パートナーが減って結果として配達単価が上がっている場合もあるかと思います。

自身の稼働エリアの正確な情報を把握したい場合は、SNSやネットの情報だけに左右されず、実際に稼働して確認してみましょう。

そして、Uber Eatsのだけで満足な報酬が得られるのか、他社サービスも併用した方がいいのか、自分に合った最適な配達方法を考えることをおすすめします。

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