Uber Eats(ウーバーイーツ)配達に車を使えたらいいなと思ったことはないでしょうか?
車で配達できれば、天気も関係ないし、体力も使わないし、楽にこなせそうでいいですよね。
現状ほとんど使っている人はいないですが、実はUber Eatsは車で配達することができます。
今回はUber Eatsで車を使うときの注意点、車で配達するメリット・デメリットについて紹介します!
▼車以外の車両についてはこちら
- Uber Eatsで車は使っていいの?
- 営業ナンバー付き軽貨物車はOK
- Uber Eatsのみで車は非効率?
Uber Eatsで車は使っていいの?
- 自転車
- 原付バイク(125cc以下)
- 軽貨物またはバイク(125cc超)
Uber Eats配達パートナーの登録ページを見ると、この3つの車両で登録できることが確認できます。自転車や原付はみなさんご存知だと思いますが、軽貨物というのはあまり馴染みがない人が多いのではないでしょうか。
軽貨物とは、貨物用の軽自動車の事です。軽トラック、軽バン、軽ボンネットバン等が軽貨物車に分類されます。
軽乗用車とは異なりますので、配送の仕事をしていないのに持っている人は少ないと思います。
軽貨物以外の乗用車での配達は認められていません。法律で配送業務に使える車両が決まっているからです。
Uber Eatsのルール違反になる以前に法律違反ですので、軽貨物ではない自家用車でUber Eats配達の仕事をするのは絶対にやめましょう。
営業ナンバー付き軽貨物車はOK
軽貨物車で、なおかつ営業ナンバーを取得していればUber Eatsの配達に使用しても問題ありません。
営業ナンバーは車検証(自動車検査)の用途が貨物となっている軽自動車であれば取得できます。どんな車種でも営業ナンバーを取得できるわけではないので注意が必要です。
申請は管轄している運輸支局ならびに軽自動車検査協会に届け出を提出し、申請から開業までは最短で1日で可能です。
軽貨物車の条件
- 一定の荷台スペースがある
- 積み下ろし開口長がある
どこで?
- 運輸支局ならびに軽自動車検査協会に届出
- 条件を満たした車両の車検証の記載を変更してもらう
- 費用は2000円程度かかる
必要な書類等
- 運転免許証
- 登録する軽貨物車両
- 車検証
- 届出書類(窓口・公式サイトから入手可)
申請時には駐車場と営業所、申請書類の提出が必要になるので、事前に用意しておきましょう。そのほかの要件は基本的に簡単に満たせるものばかりです。
Uber Eatsの配達を車で行いたいと考えている人は、営業ナンバーの取得を検討してみましょう。車でUber Eatsを行う、具体的なメリットとデメリットを解説します。
車で配達するメリット
自転車や原付バイクでの配達は、天候の影響を強く受けます。
雨や風が強い日は事故の危険性が上がるし、商品が濡れないよう気を使うのも大変です。真夏の猛暑日は熱中症になる危険もあります。
車なら雨の心配がいらないし、エアコンもあるので暑さ・寒さも気にすることなく配達できます。
また、大きな配達バッグを背負わなくて良いので、肩や背中への負担が一切ありません。荷物が揺れにくく料理が崩れる心配がないのも気楽ですね。
車で配達するデメリット
車で配達するのは楽に移動ができて便利そうですが、小回りが効かないというデメリットがあります。
Uber Eatsのレストランは繁華街が多く、配達先は住宅街が多いです。車で入るのが難しい場所に行かなければいけないケースはけっこうよくあります。
安易に路上駐車をしてしまうと、戻ったら違反切符を切られていた、なんてことも考えられます。自転車や原付バイクと違い、到着後の駐車スペースの確保に手間取りがちなのが車配達のデメリットですね。
また営業ナンバーを取得するのが面倒くさいというデメリットもあります。いろいろと用意するべき書類があるため、このような手続きが苦手な人は苦労するかもしれません。
原付バイクに比べるとガソリン代も多くかかるし、保険料や税金なども高く付きます。車で配達したからといって劇的に効率が上がるわけではないので、手元に残るお金は少なくなってしまいます。
▼配達にかかった費用は経費にするのをお忘れなく
Uber Eatsのみで車は非効率?
Uber Eatsの配達は基本は自転車や原付ですが、営業ナンバー取得している軽貨物車であれば車も配達に使えます。車なら気候に左右されず快適に配達ができるでしょう。
ただ、Uber Eatsのように繁華街や市街地の細い道路を走るには、車よりも自転車や原付の方が向いているし、ガソリン代、保険料、税金などの経費を考えるとあまり効率がいいとも言えません。
Uber Eatsのために軽貨物車を利用するというよりは、軽貨物車でできる仕事と並行してUber Eatsをやるのがオススメです。
アマゾンフレックスやダイヤクといった個人でもすぐに始められる配達サービスと併用し、仕事が入るまでの空き時間や、早く仕事が終わった時などにピンポイントで活用するのがいいでしょう。
最近はサービスエリアが広がって、地方都市でもUber Eatsが利用できるようになってきました。そういった地域では、ロングの配達が多い傾向があり、レンタル自転車の整備がなく、駐車違反問題も起きにくいので、車での配達がけっこう現実的になってきているといえるかもしれません。