Uber Eatsについて詳しく

大阪でUber Eats 500配達を達成した配達ノウハウ

noshiftデリバリーワーク編集部

Uber Eatsは誰でもお手軽にスタートできるのが最大のメリットですが、本気で極めることも楽しみ方のひとつです。

大阪で自転車で配達をしているKazuhiro-さんのレポートを紹介します!

目次
  1. 配達スタイル
  2. 500配達を達成したノウハウ
  3. 交通ルール
  4. まとめ

配達スタイル

Kazuhiro-(30代/男性)

大阪市内で2018年9月よりUber Eats配達員をしているKazuhiro-といいます。

スポーツサイクリストとしての経験や、大阪で500配達を突破した経験を活かして、これまでのノウハウをまとめてみました。

配達に使っている自転車

配達には自前のロードバイクを使っています。

18段変速ギアチェンジが出来るので坂道もラクラク。無駄な体力や脚を消耗せずロングライドが可能になり、配達中の体力低下を補うことが出来ます。

車体フレームはアルミで、重さは大体10kgくらいです。スタンドも前後かごもなく、なるべく本体を軽くしています。

バイクにはボトルケージもついているのでドリンク類はそこに収納します。

配達時にはスマホホルダーを付ける人が多いと思いますが、私はスマホホルダーを使っていません。自転車が揺れて画面が見にくいのと、よそ見運転が危険であると言う経験から取り付けないことにしました。

夜間の配達用として反射鏡とは別に、前方にヘッドライト、後方に赤いテールランプを付けています。

ヘルメットは国産品のOGKカブト社の物を身に付けています。ヘルメットは必須ではありませんが、時速35キロ出せてしまうこのバイクでは安全のため身に付ける必要があります。

このように、自転車の軽さや性能だけでなく、安全面でも気を付けることが重要です。

自転車のヘルメット着用が努力義務化!Uber Eats 配達にヘルメットは必要です!

配達時の持ち物

バッグにはガラケーとポケットWifiを入れてます。ガラケーとiPadを分けて持つ方が配達で使いやすくてこのタイプにしました。ポケットwifiを持つと通信制限に引っ掛かる懸念が無くなります。

モバイルバッテリーは配達員の定番アイテムですが、iPadのバッテリーの持ちがよいのか私の場合は必要ありませんでした。

梱包材としてポリエチレンのプチプチを置いてます。これだと軽くて長持ちして保温性もあるので重宝してます。

バッグとは別にサコッシュを肩に掛けています。中に小物(財布、iPad、チェーンロック、ウェットティッシュ)を入れてます。

寒さ対策

インナーはヒートテックなどのあたたかインナーを上下に身につけます。その上からは動きやすいトレーナーや長袖のシャツなど。ボトムはペダルがこぎやすいようにジョガーパンツを身につけます。これならオールシーズン通して着ていけます。

靴はスニーカーですが、紐靴ではなくスリッポンやマジックテープの靴を履きます。万が一に靴紐がチェーンに絡む懸念もゼロにしました。

グローブは薄手の革手袋に留めてます。これだと手が凍えますが、動きやすい軽装でないと配達時にスマホの操作などで面倒になるからです。

ヘルメットをかぶってる頭は下にバンダナを巻くと隙間からの冷えを防げます。マスクを装着し、冷たい風で顔が凍り付くのを防いでいます。

なお、Uber Eatsの配達の仕事に必要なものを購入した際は、経費にすることができます。

500配達を達成したノウハウ

配達拠点を決める

気温が暖かいうちは外で待機もよいのですが、冬の時期は拠点が必要です。寒さを凌げるだけではなく、トイレや食事、体を休めるテーブルなども利用できる施設を探すのが手っ取り早いです。

コンビニやスーパーにイートインスペースがあれば言うことありません。電源を確保できればパーフェクトです。でもちゃんとお買い物しましょうね。

デパートやショッピングセンターを活用するのも良いですね。気分転換にもなります。カフェやレストランだとゆっくりしちゃってそういう訳にもいかなくなるので私はパスしてます。

ピックアップ先のレストランの近くに上のような施設がある場所を探しましょう。

お薦めスポット

  • 中央区の北浜や松屋町
  • 心斎橋やアメリカ村
  • 西区の立花通りや上本町ユフラ
  • 天満橋駅京阪モール

Uber Eats配達には経験と土地勘、走りきる体力が必要です。途中で体調を崩さないために休憩できる拠点はしっかりと決めておくと良いでしょう。

稼働時間を決める

Uber Eatsは朝の9時から24時まで稼働出来ますが、レストランの営業時間もあるので一日中稼働するわけにはいきません。

体力的な事もあるので、あらかじめ稼働時間を決めておくと良いですね。

私は平日も土日も、ブースト倍率が高いランチタイムやディナータイムに2~3時間、一日に2回の稼働と決めています。

一日の目安

  • 配達件数:9~12件
  • 報酬:3200~6400円

クエスト達成のインセンティブも重要なのでクエスト発動中は積極的に出掛けます。

稼働時間とはアプリのオンライン時間ではなく、外に出掛けて家に帰るまでの時間で考えています。

あまり働きすぎないように自己管理することが大切です。

目標を決める

Uber Eats配達やっていると色んな「数」を目にすると思います。報酬額、配達件数、クエストクリア件数、距離、配達期間、満足度などなど。

私はゴールドパートナーになることをモチベーションに行動しています。

※ゴールドパートナーは2020年3月1日で終了し、Uber Eats Proに引き継がれました。

ゴールドパートナーになる条件を以下にまとめます。

  • 過去3ヶ月間の合計配達回数が500回以上
  • 過去3ヶ月間の評価平均が98%以上
  • 過去3ヶ月間にピックアップ後に自己都合キャンセル回数が5回以内
  • コミュニティガイドラインを遵守する

満足度98%キープもなかなかハードですが、3か月で500件数の配達、これが一番ネックでした。90日で500件と言うことは、1日あたり5.6件の配達をこなさないといけません。

目標額を決めることは配達件数を伸ばすモチベーションになります。

私の場合はオンライン時間あたりの時給換算はせず、1週間の目標額と1日の目標額を決めています。

その日のブースト倍率を見て、どれくらい配達すれば目標額に達するのか計算してから出掛けるようにしています。

達成したらクエストが発動してても無理せず帰還します。体力が落ちて冷静な判断が出来ないと怪我のもとですし、配達中のバッテリー低下の問題もあります。無理はしません。

目標額を決めることと、無理はしないこと。こうすることで険しい道のりである500件突破という目標を達成することが出来たのです。

食事で健康管理

自転車で配達すると私の場合は平均で500~800キロカロリーを消費するので、1日の必須栄養と消費する分と合わせて取らないといけません。(成人男性に必要な栄養は一日に1900~2100キロカロリー)でないとマジで病気になります。

飲み物はカロリーの高いものを選びます。自転車での移動は汗をかきますから水分補給が欠かせません。スポーツドリンクは必要な水分を体に早く吸収してくれるのですぐに体が動くようになります。

コーラも良いですね。コーラゼロではなくコーラで、出来るだけ炭酸を抜きましょう。炭酸飲料は胃がふくらむためです。

コーヒーや紅茶は選ばないようにしてます。カロリーがゼロだからです。

食べるときは片手で食べられるサンドイッチやパン、出来るだけ甘いものを摂るようにします。糖分は頭を覚醒させる働きがあるので、疲れたときは甘いものです。

ハンガーノック(空腹による気絶状態)を起こして現場の状況判断を鈍らせる訳にはいきません。

朝は食パンにバターとカフェオレ、昼晩はカロリーの高いものを選び、なるべく量を食べるようにします。お酒は飲みません。

また、配達で疲れた体に食物繊維たっぷりの食事はお薦めしません。何故なら食物繊維は消化されにくく、内臓を強く働かせるからです。

通常なら良いですが、疲れた体で内臓にまで負担をかけると、消化にも悪く別の病気を引き起こす危険があり身も蓋もありません。

インスタント食品は一切口にしません。栄養価が高くないわりに価格だけ高いですからお薦めしません。

自転車での配達は健康な体があってこそです。バランスのよい食生活を目指しましょう!

交通ルール

自転車は道路交通法上、車両であり、バイクや自動車と同じと扱います。

あまり知られてない新しいルールもあるので改めて確認しておきましょう。自分の身を守るのは自分自身です。

詳しくはリンクを参照していただき、重要な部分を抜粋して紹介します。

自転車の交通安全ルールブック

自転車保険の加入義務化

大阪府では自転車保険の加入が義務化されています。

最近だと自転車を購入する時に加入を求められることになっていますが、それ以前に購入した方はひょっとしたら未加入かもしれませんので一度確認しておきましょう。

「ながら走行」の禁止

配達員がいちばん陥りやすいのがスマホで地図を見ながらの自転車走行です。

これは道路交通法違反になりますので、おまわりさんに呼び止められる可能性がいちばん高いです。絶対にいけませんよ。

ヘルメットの着用

配達員の方には高齢者のかたもいらっしゃるかもしれません。ヘルメットの着用は努めるように条例で求められてますので、忘れずに着けるようにしましょう。

13歳から65歳未満の方も義務ではありませんが着けるよう癖付けた方が良いです。

ライトや反射鏡

大体の自転車には標準で付いていますが、スポーツバイクの場合オプションで選ぶことになるので、付いてない自転車もたまに見かける事があります。 付けてなかったり点灯してないと道路交通法違反となりますので注意です。

テールランプは自動車と同じく赤いものを使いましょう。キャットアイ社などメーカー製品で大丈夫です。

ブレーキの調整

市の条例でブレーキの整備に努めるよう求められております。メンテナンス不足や長い使用でブレーキシューが磨り減ってることもあります。

自転車ショップに行けばブレーキシューの交換も可能です。

通行区分

自転車は車両ですので区別されてるところは車道や自転車道を走らなければいけません。キープレフトで車道の左側を走りましょう。

知らなかったではすまされないことなので、自転車で仕事する上で必ず覚えておきましょう!

まとめ

やみくもに配達をしていても、500回も続けるのはなかなか難しいものがあります。

普通のアルバイトのように決められた日時に出勤しなくてはいけないわけではないし、細かいルールが決められているわけではありません。

なので自分でどれだけ稼ぎたいのかを決め、どのようなルールでやるのかを決めることがポイントだと思います。

もちろん、交通ルールや配達マナーなど、絶対に守らなければいけない部分はしっかりと勉強しておきましょう。