Uber Eats の配達専業で生活していくことは可能なのか!?新しい働き方で生きていく!

noshiftデリバリーワーク編集部

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーは副業として人気ですが、中にはUber Eats 専業で生活していきたい、と考えている人もいると思います。

結論から言うと、専業で生活している人はいますが、安定性はなく難易度は高めです。そして将来性に不安があるのは事実です。

Uber Eats だけで生活できるのか専業で働く注意点について解説していきます。Uber Eats 生活に興味を持っている人は参考にしてください!

目次
  1. Uber Eatsだけで生活できる?
  2. Uber Eats専業の注意点
  3. まとめ

Uber Eatsだけで生活できる?

フードデリバリー専業で生活していくことは可能です。

実際にUber Eats のみで生計を立てている人はTwitterやYouTubeでも見かけます。中には週に10万円以上稼いでいる人もいるほどです。

ただ、全国どこでもできるかというと、地域によって難易度は変わってきます。

東京は注文数が多く収入もある程度安定しているのですが、そもそも生活費が高く、最低賃金も高いので当然と言えば当然でしょう。

大阪、横浜、福岡、名古屋、といった規模の都市でも、東京ほどではないもののある程度の稼ぎは期待できます。

以前に比べれば小規模な都市でも注文数は増えてきましたが、専業でやっていけるほど安定的に注文が入らないので厳しいです。

稼ぎの目安

Uber Eatsの時給の目安としては、1200円~1500円程度です。

時給に幅があるのは、稼働エリアによって注文量が違うし、時間帯や天候、時期(季節)によっても大きく変動するためです。

瞬間的に時給2000円を越えることあっても、それを1日中維持するのは難しいです。都市や使用する車両によっても大きく変動します。

初心者でも、時給1000円は最低限確保することはできるし、クエストなども加味すれば1日1万円はいけます。

難易度は高いですが、ベテランになると1日に2万円以上稼ぐことも可能です。

配達回数・稼働時間の目安

どれくらい収入が必要なのかを決めれば、逆算してどれくらい稼働すればいいかを決めることができます。

例えば、月24万円(週6万円)稼ぎたい場合、何時間稼働して、何回配達すればいいのでしょうか?

1回の配達報酬は、どの程度の距離や金額で受けるかにもよりますが、クエストも合わせて500円くらいに落ち着くと仮定しましょう。

つまり配達回数でいうと、月480回(週120回×4週)の計算になります。

1時間に配達できる回数は鳴りがいい時間帯なら4回ですが、専業となると鳴りが悪い時間帯も稼働しないといけないので、1時間あたり3回としましょう。

そうすると、月に160時間(週40時間×4週)という計算になります。〔160時間×3回×500円=240,000円〕

どうでしょうか?机上の計算になりますが、体感としてもだいたいこれくらいになるイメージはありますね。意外と現実味があるというか、これなら専業でもやっていけそうな感じはします。

逆に言えば、この水準に届かないエリアだと専業でやっていくのは厳しいということです。

ただ、ガソリン代など経費が自分持ちなことや、ボーナスや社会保険、福利厚生がないことを考慮すると、もうちょっと多めに稼いでおきたいところではあります。

繁忙期であれば単価も鳴りももっと良くなるので、その時期にいかにして貯金を作れるか、ってのが勝負になるでしょうか!

Uber Eats 専業の働き方

Uber Eats の仕事にはシフトがなく、働き方は自由に決めることができます。

専業の場合はUber Eats だけで生活費を稼がないといけないため、稼働日と時間を自分で決めて収入を管理する必要があります。

Uber Eats はランチタイムとディナータイムに注文が集中し、土日も注文が増える傾向があるため、ピークタイムのみ稼働するのが効率的です。しかし、それだと1日5~6時間しか働けないので、収入が足りません。

なので鳴りが悪いオフピーク帯でも稼働しないといけないのが専業の辛いところです。もしくは1日の稼働時間をピークタイムに絞って、週6~7日稼働するかですね。

副業だとピークタイムが終わったら帰る、単価が低い日は休む、という選択肢を取れますが、専業だとそういうわけにもいかないのです・・。

なお、安全確保の理由から、Uber Eatsは12時間以上稼働することができない仕組みになっています。運転時間が12時間に達すると、自動的に6時間オフラインになります。

Uber Eats専業の注意点

Uber Eatsの配達パートナーを専業でやるにあたって、考えなければならないのは報酬面だけではありません。

自由に、自分の好きなタイミングで働けるのが魅力の配達パートナーですが、もちろんデメリットや注意しなければならないことがあります。

人並以上に体力が必要

1日8時間以上、自転車をこいだ経験がある方は少ないんじゃないでしょうか。ぜひ一度試してみてください、とてつもなく疲れるはずです。

私が初めて配達をした日は、電動自転車で5時間くらい稼働したところで、おしりが痛くなってしまい配達を続けることができなくなりました。次の日は筋肉痛がすさまじく、連日配達するのは厳しかったです。

毎日乗っていれば筋力がついて慣れてくるとは思いますが、大変な重労働だということは覚えておいておきたいです。

体を動かさないバイクであっても、毎日運転するのは交通事故の危険もあり常に気を張っていなければいけないので、かなり疲れます。

社会保険がない

サラリーマンと違って社会保険がないのは大きな違いです。

社会保険は会社が保険料を半分負担してくれるので、実質的な支払いが少なく済みます。

Uber Eatsは個人事業主となるため、国民健康保険料を全額支払わなくてはいけません。

事故にあっても労災保険はないし、雇用保険に入っていないため失業給付も受けられません。

厚生年金ではなく国民年金なので将来的に受け取れる年金の額も変わってきます。

会社勤めだと勝手に色々引かれて嫌だなと思うこともあるかもしれませんが、社会保険があるから安心して働くことができるのです。

Uber Eatsの働き方では、そういったことを全て自分でなんとかしないといけません。

それが自由で楽だと感じる人もいれば、会社がやってくれた方が助かると思う人もいるでしょう。

▼配達員も労災に加入できるようになりました

確定申告の必要がある

会社員であれば会社が年末調整で所得税を計算してくれますが、個人事業主は自分で確定申告して税金を納めなければいけません。

慣れないうちはわからないことだらけで、大変に感じるでしょう。

より控除が大きい青色申告ともなると、会計ソフトや簿記の知識も必要となってきます。

経費を計上するために日頃から領収書を集めておく必要もあります。

▼確定申告について詳しくはこちら

今後どうなるかわからない

Uber Eatsは報酬形態が変わることがけっこうよくあります。

ある日突然ブーストがなくなったり、クエストの報酬が下がったり、クエストの配達回数が上がったり、もしくはクエストがつかなくなることもあります。

Uberのさじ加減で報酬が増えたり減ったりしてしまうため、今と同じ収入がずっと続く保障はありません。

2021年に入ってからはスリコの発生率も上がっていて、サービス開始当初に比べると徐々に報酬の水準が下がり稼ぎにくくなっている傾向があります。

出前館やWoltなどフードデリバリーはどんどん増えていっているので、いろんなサービスに登録しておくことにより、その時々で稼ぎやすい方に切り替えるのがオススメです。

出前館詳しくみてみるWolt詳しくみてみる

まとめ

Uber Eats 専業で生活していくことは可能です。

工夫や努力で稼ぎの効率を上げることができ、月に30万円も40万円も稼いでる配達パートナーがいるのも事実です。

コロナ渦の時のようなフーデリバブルは過ぎてしまいましたが、今でもフリーターや日雇い派遣よりはまだまだ稼げます。

ただ、社会保険がなく、確定申告もしなければいけないし、有給休暇もなければ失業保険もありません。

フードデリバリー専業だと、オフピークの時間帯や、単価が悪い日でも稼働しないといけなくなるのが辛いところでもあります。

このように大変な面もありますが、煩わしい人間関係がなく、働く時間を好きに決められて、自由に働けるという魅力的な面も大きいです。

安定収入を取るか、それとも自由度を取るか、自分にとって何が大事なのかによって、フードデリバリー専業という道も選べるようになったのはいいことなんじゃないかなと思います。

こちらもどうぞ