Uber Eats 評価が配達リクエストを受けやすさに影響するように!低評価がつかないようにするにはどうすれば良いのか

noshiftデリバリーワーク編集部

Uber Eatsには、配達パートナーを評価する仕組みがあります。

配達がうまくできたのか、相手にどう思われたのか、気になる人も多いはず。

以前は、評価が高くても低くても自己満足に近く、配達の仕事そのものにはほとんど影響がありませんでした。ところが2025年からは、その評価が配達リクエストに影響するようになったんです!

つまり、評価の重要度が一気にアップしたというわけです。

目次
  1. Uber Eatsの評価とは
  2. 評価の確認方法
  3. 低評価(BAD)の理由
  4. 評価が下がるとどうなる?
  5. Uber One メンバーに優先的にマッチング
  6. Uber Teens でも高評価限定マッチング
  7. 高評価を保つために
  8. 過度に低評価を気にしない方が良い
  9. チップで追加収入の可能性も

Uber Eatsの評価とは

Uber Eats では、レストランや注文者が配達パートナーを評価できる仕組みになっています。

とはいえ、実際に評価を入れるのは注文者がほとんどです。レストランから評価されるケースはかなり少なく、9割以上が注文者からの評価です。

評価は任意なので、毎回必ずつくとは限りませんし、誰が評価したかは分からない仕様になっているため、どの配達で低評価を受けたのかを知ることはできません。

ちなみに、以前は配達パートナー側もレストランや注文者を評価できましたが、今はその機能はなくなっています。

ピックアップしにいったら態度が悪い店員さんがいたり、ドロップ先でピンポンしてもなかなか出てくれない注文者がいたり、配達パートナーとしても低評価を付けたくなる場面はあるんですけどね・・。

評価の確認方法

  1. Uber Driverアプリを起動
  2. 左上の「≡」マークからメニューを開く
  3. プロフィール写真をタップ
  4. 満足度がパーセントで表示される
  5. 満足度をタップすると詳細が表示される

以上の手順で、自分の評価を確認することができます。

評価はこれまでの全ての配達に対して反映されるわけではなく、直近100件の高評価(GOOD)と低評価(BAD)の割合によって「満足度」としてパーセンテージ表示されます。

そのため、もし満足度が99%以下になってしまっても、100回連続で高評価をもらえれば、再び100%に戻すことが可能です。

とはいえ、すべての注文者が必ず評価してくれるわけではないので、単純に100回配達すればいいという話ではありません。

実体験でいうとBAD評価なしで300~500回くらい配達しないと100%には戻らない、という印象です。

なお、評価が10件以上つくまでは満足度は表示されません。初心者のうちは特に気になるところですが、まずはコツコツ配達を続けて、評価が10件溜まるのを目指しましょう。

低評価(BAD)の理由

どんな状況で低評価を付けるかは注文者によって様々ですが、フィードバックとして選択できるのは以下の理由になります。

  • 商品が破損していた
  • 注意事項を守らなかった
  • 配達が遅れた
  • 車両が違っていた
  • 写真と一致しなかった
  • コミュニケーション不足
  • プロとして不適切な言動

「商品の破損」や「注意事項を守らなかった」という評価は、完全に配達パートナー側のミスです。気をつけてさえいれば防げることなので、普段から丁寧に配達するように意識しておきたいですね。

「配達が遅い」という評価はちょっと難しいところです。マッチングに時間がかかったり、お店がオーダーで大混雑してたり、配達パートナーのせいじゃないことも多いです。でも、注文者にはその裏側までは伝わらないので、「遅い=配達員のせい」と思われてしまうのは仕方ないかもしれません。

「車両が違う」は一番ヤバいです。たとえば自転車で登録してるのに、バイクや車で配達してると、最悪アカウント停止になることがあります。リスクが大きすぎるので、これは絶対にやっちゃダメです。

「写真と一致しなかった」については、本来は配達パートナーの顔写真と実物が違うときに使う項目なんですが、料理がアプリの写真と違ったときに使う人もいるみたいです。これはもう理不尽すぎるというか、完全にとばっちりですね・・。

「コミュニケーション不足」とか「プロとして不適切な言動」みたいなフィードバックは、人によって感じ方が全然違うのでちょっと曖昧です。笑顔や丁寧な受け答えだったり、ちょっとした気配りで防げることも多いので、受け渡しの時は接客モードにスイッチを入れましょう。

評価が下がるとどうなる?

平均的な評価値より自分の評価点が低くなってしまうと、改善のためにUberから連絡がくる場合があります。

それでも改善されず、評価が最低ラインよりも著しく低くなってしまうと、アカウントが停止されてしまう可能性があります。

ですが、少し評価が下がっただけでアカウント停止になるということはないのでご安心ください。

具体的な数値は公表されていませんが、日本の配達パートナーの6割は95%以上を維持しているそうなので、これがひとつの目標になりそうですね。

また、評価値はマッチングした相手に名前とともに表示されます。評価が高ければ安心してもらうことができるでしょう。

目安としては、配達回数が多く100%であれば歴戦の配達パートナーなので、スペシャルな配達を期待されるかもしれません。

90~99%であれば優良な配達パートナーです。90%を切ってしまうと少し不審に思われるかもしれませんが、80%までならまぁ大丈夫でしょう。

70%台になると、やべー配達パートナーに当たっちまったな・・。と思われるはずです。

というように、評価が低すぎると注意を受けることがある、評価が高いと注文者に安心してもらえる、くらいの物だったのですが、2025年から評価が実務に影響するようアップデートされました。

Uber One メンバーに優先的にマッチング

2025年3月末から、Uber One(有料会員)向けに新しい特典がスタートしました。

その内容は、評価が高い配達パートナーが優先的に配達リクエストを受けられるという仕組みです。

これにより、Uber One会員にはベテラン配達パートナーによるスムーズな配達をしてもらえるようになり、配達パートナーは評価を上げることでリクエストを受けるチャンスを増やすことができます。

気になるポイントをまとめると・・

  • 低評価だからって配達リクエストが減ることはない
  • 高評価をキープしていれば、注文が入りやすくなって効率UP!
  • 特別な設定や申請は必要なし。いつも通り配達するだけでOK。
  • 対象はUber Oneの注文のみ。他の注文も今まで通り届きます。

Uber Oneに入っている注文者は、月額料金を払う代わりに配達料が無料になります。

つまり、普段なら配達料が高くて頼みにくい遠いお店も、気軽に注文できるようになるんですよね。

その結果、高評価を維持している配達パートナーにはロング案件が届きやすくなる、という現象が起こる可能性があります。

ロング案件は報酬が高額化しやすい傾向があるので、配達回数より単価重視の人には朗報と言えるかもしれません。

Uber Teens でも高評価限定マッチング

2025年4月21日から、13~17歳の子どもでもUber Eatsで料理を注文できる「Uber Teens」という新しい仕組みがスタートしました。

Uber Teensの配達はちょっと特殊で、評価が高くて、しっかりと配達経験のあるパートナーだけが受注することができます。

つまり、高評価をキープしていれば他の人より配達リクエストが多く届くようになり、配達リクエストの選択肢が増えるってことですね!

現金案件やPPPみたいに余計な手間が増えるわけではないので、シンプルに高評価の人ならではの特典と言えそうです。

受け渡しが13~17歳の子どもなので、普段より一層丁寧な配達を心がける必要があります。子どもの食事という重要なライフラインのお手伝いですし、なんだか嬉しい気持ちになれそうですね!

高評価を保つために

低評価をなるべく受けないように、高評価を保ち続けるにはどうしたらよいのでしょうか。

注文者が低評価を付ける理由は大きく3つです。

  • 配達が遅い
  • 商品の状態が悪い
  • 態度や言葉遣いが悪い

これらを意識して対策すれば低評価を付けられてしまうことは減っていきます。

配達が遅い

配達が遅れる理由として、レストランの料理完成までに時間がかかる場合があります。

配達員に非がないのに低評価を付けられてしまったら悲しいですね。

そんな時は、ピックアップ直後にメッセージを送りましょう。

「お店が混み合っており、料理の完成が遅くなりご迷惑おかけしています。ただいま配達に向かいますのでもう少々お待ちください。」など、一言あるだけで遅れた時の印象はだいぶ変わります。

悪天候だったり、渋滞がひどかったりした場合も先にメッセージを送っておくと、注文者の理解を得られると思います。

配達員上級者による雨の日配達テクニックを下記リンクで紹介していますので、是非参考にしてください!

商品の状態が悪い

料理がぐちゃぐちゃになってしまったり、温かい料理が冷めてしまっていると低評価を受けやすいです。

これらはレストランでの梱包の仕方に問題がある場合もありますが、配達のやり方でカバーできることが多いです。

例えば、タオルを緩衝材にして振動を抑えたり、温かい料理と冷たい飲み物を仕切って温度を保つとか、柔らかいものがつぶれないように積み方に注意するなどです。

また、汁物があるときはいつも以上に注意が必要です。タオルを隙間に詰めて動かないようにしたり、水平を保つよう運転方法を気を付けたり、こぼれないように慎重に運びましょう。

もしものときの対応方法は下記リンクで紹介していますので、一度確認しておくのがおすすめです!

態度や言葉遣いが悪い

接客の経験がないとちょっと緊張するかもしれませんが、大事なのは「笑顔」と「ハキハキしゃべること」です!最初は恥ずかしさがあると思うので、ちょっとだけ“演じる”くらいの気持ちでやるのがちょうどいいです。

実際、Uber Eatsの配達で使う会話はそんなに多くありません。レストランでは「Uber Eatsです!」とまず名乗って、注文番号をハッキリ・大きめの声で伝えましょう。

料理を受け取ったら「お預かりします」。あとは「ありがとうございます」「失礼します」など、基本の挨拶ができればOKです。

ドロップ先では、インターホンを押して「Uber Eatsです。商品のお届けです」と伝えましょう。商品を手渡すときは「お待たせしました。ありがとうございます」で締めればバッチリです。(ちょっと早く着いた時でも「お待たせしました」は言った方が、印象がよくなります)

逆に、声が小さかったり、商品を雑に扱ったりすると、「感じ悪いな」と思われてしまい、プロ意識BADがつくこともあります。商品を渡す時に片手を添えるとか、お気を付けくださいと声掛けするとか、そういうちょっとした気遣いでも全然印象が変わります。

あと、現金払いのときにお釣りでモタモタすると不安に思われがちなので、なるべくスムーズに、正確に渡せるように準備しておくと安心です。現金対応時の注意点をまとめて紹介していますので、現金対応に慣れていない方はチェック推奨です。

過度に低評価を気にしない方が良い

評価は高いに越したことはないですが、ちょっと下がったからといってすぐに何か大きな問題が起こるわけではありません。

なかには、ほんのちょっとしたことでBADをつける人もいるので、あまり気にしすぎない方が精神衛生上いいです。

先ほど紹介したUber Oneの優先配達や、Uber Teensの限定配達を受けるには、ある程度高評価が必要になりますが、具体的に何%あればOKとは公式には発表されていません。

参考までに、昔あったゴールドパートナー制度では98%以上、Uber Eats Proでは90%以上が条件だったことがあります。(現在は廃止)

このことから見ると、90%以上が“優良”、98%以上は“超優良”な配達パートナーというイメージになっているのかもしれません。あくまで目安ですが、ひとつの参考にはなりそうです。

あと、評価をキープするには「高評価を増やす」より「低評価をもらわない」ことの方が大事です。

たとえば服が汚れてたり、清潔感がないとそれだけでBADをつけられちゃうこともあるので、身だしなみにも気をつけたいですね!

服装や清潔感については下記のリンク先で紹介しています。

チップで追加収入の可能性も

評価とは直接関係ないですが、配達の対応が丁寧だったり、ちょっと気の利いた行動があった時にチップをもらえることがあります。

「ありがとうの気持ちとしてチップを送る」っていう人もけっこう多くて、

  • 雨の日でも笑顔で対応してくれた
  • 商品が崩れないようにすごく丁寧に運んでくれた
  • ちょっとした声かけがあって感じがよかった

こういう小さな気づかいや一言で「この人よかったな」って思ってもらえると、高評価だけじゃなくてチップもポンと入ってくることがあります。

つまり、高評価をもらえるような行動って、ただの自己満じゃなくて、自分の収入にもちゃんとつながるってことなんですね。自然に気配りできる人ほど、結果的に稼げてる印象です。