【Uber Eats】新サービス「Courier(クーリエ)」を解説!誰でも荷物を送れる&配達パートナーは報酬のチャンスが拡大!
Uber Eats では、2025年7月31日から一部地域でCourier(クーリエ)というサービスが始まります!
これは今までのUber Eats の「料理」を届ける配達とは違い、「荷物」を届ける新しいタイプの配達サービスです。
たとえば、誰かの自宅から別の場所に書類やちょっとした荷物を運ぶような使い方が想定され、「個人版宅配便」というか「バイク便」や「メッセンジャー」のようなイメージになるんじゃないかと思われます。
- 今までのUber Eats 配達と何が違うのか?
- Uber Direct とはどう違うのか?
- どうやって始めればいいのか?
- 配達パートナーにとってどんなメリットや注意点があるのか?
このページでは、新サービス「Courier」について、わかりやすく解説していきます。
- Courier(クーリエ)とは?
- どこで始まる?対象エリアと開始日
- 配達の流れをわかりやすく解説
- CourierとUber Directの違いとは?
- 荷物の種類・取り扱い注意点
- まとめ
Courier(クーリエ)とは?

Courier(クーリエ)は、Uber Eatsの配達パートナー向けに新しく登場した「荷物専用」の配送サービスです。ちなみに、英語の「Courier」を日本語に訳すと「宅配便」です。
従来のように飲食店から料理を受け取って届けるのではなく、個人や企業が指定する場所で荷物を受け取り、指定の場所まで届けるという仕組みになっています。
たとえば、ある人が自宅にある荷物を誰かに届けてほしいとき、Uberアプリを使ってCourierの配送を依頼できます。
配達パートナーは、Uber Driverアプリに届いた「荷物」の配達リクエストを受けて、その依頼者の元へ荷物を受け取りに行き、指定の届け先へ配達する流れになります。
配達パートナーから見て今までの配達と何が違うのかというと、運ぶ品物が料理以外になるため、サイズが大きかったり、重量が重いものを運ぶ可能性は出てくるってことですね。
それと、依頼主が店舗ではないため、ピックアップ場所を探す難易度が少し上がる、というのはありそうです。
どこで始まる?対象エリアと開始日
このサービスは、2025年7月31日から神戸市・名古屋市・札幌市の3都市で試験的にスタートします。
Uber Eatsでは新しいサービスを始める際、いきなり全国展開するのではなく、今回のように一部のエリアでテスト運用を行うことが多いです。需要があるかどうか、トラブルなく運用できるかを確認してから、本格展開に進む傾向があります。
つまり、Courier はまだ全国に広がると決まったわけではありません。もし需要が少なかったり運用に課題が出てきたりすれば、「やっぱりやめた」となる可能性もゼロではないでしょう。
とはいえ、いくらネットが進化しても、「実際に物を届ける役割」はなくなりません。むしろ、ネット通販やメルカリなどフリマアプリの普及によって、物流のニーズはますます高まっています。
個人的には、この分野は今後さらに需要が増していくんじゃないかなと思っていて、近場の配達をもっと早く、というポジションを狙っていけるんじゃないかなと思います。
配達の流れをわかりやすく解説
Courierの配達を始めるには、まずアプリの設定からスタートします。
アプリ設定方法

まず、Courier を設定するには累計配達100回以上が必要になります。その条件をクリアしていれば、設定をオンにするだけで受注できるようになります。
Uber Driver アプリを開いたら、設定 > サービス に進み、「荷物(Courier)」にチェックを入れておきましょう。
これだけで、Courierの配達リクエストも受け取れるようになります。現金配達やピックパックペイのようにクレジットカードの設定が必要ないので簡単ですね。
配達の流れ

Courierでは、料理ではなく荷物を配達します。依頼内容は配達リクエストの画面で確認できます。
- 配達リクエストを受ける Courierの依頼は、「荷物」アイコンがついた配達リクエストとして届きます。受け取りたくない場合は、スルーしてもOKです。
- 依頼者の指定場所へ荷物を受け取りに行く 料理配達と違って、お店ではなく、個人宅やオフィス、駅前など、いろんな場所が受け取り場所になります。
- 荷物を受け取る 荷物はしっかり梱包されていることが条件です。明らかに封が空いていたり、包装が不十分な場合は、無理に受け取らずキャンセルします。
- 受取人の住所まで配達する 受け取りが完了したら、アプリに表示された引き渡し先へ向かいます。住所や建物名を確認しておきましょう。
- 暗証番号の入力(必要な場合) 依頼内容によっては、荷物の引き渡し時に「暗証番号」の入力が必要になることがあります。受取人に番号を確認し、アプリに入力すれば配達完了です。
引き渡しできなかった場合は?
もし、受取人が不在だった場合は、まずは電話やアプリで連絡を取りましょう。
12分待機しても連絡が取れなければ、アプリで「配達不可」をタップし、荷物を送り主の元へ返却することになります。返却配達も報酬の対象です。
また、返却時に送り主が不在でも、置き配(玄関前・宅配ボックスなど)で配達完了できます。荷物の写真を撮って、メッセージで送り主に知らせておくと安心です。
Courier:配達に関するよくある質問CourierとUber Directの違いとは?
Courierの説明を聞いて、「これってUber Direct と何が違うの?」と思った人もいるんじゃないでしょうか。どちらも荷物を運ぶことは共通していますが、似てるようで全く違うサービスです。
一番の違いは、誰の荷物を運ぶかという点です。Courierは個人向けのサービスで、Uberアプリを使って誰でも気軽に依頼できます。
たとえば「家に忘れた書類をオフィスに届けてほしい」といった用途など、日常的なおつかいに近い感覚で使われることが想定されています。
一方のUber Directは、法人や店舗が使うビジネス向けの配送サービスです。
マックデリバリーやスシローなどの料理の代行配達(3PR)を受けることが多いのでそのイメージが強いですが、ドラッグストア、コンビニなどの配達の他に、iPhone修理サービスなんかもありますよね。
Uber Direct の依頼はUberの専用ダッシュボードやAPIを通じて行われるので、一般のユーザーが使うことはありません。
荷物の種類・取り扱い注意点
Courier で配達する荷物は、以下の条件を満たすものになります。
- 禁止品・違法品を含まない
- 最大重量: 8 kg (4 輪の場合は20 kg)
- 最大サイズ: 45cm x 45cm x 30cm以内 (4 輪の場合は 2,064,770 cm³)
- 安全に持ち運べて、車両に無理なく積めること
- 包装され、密封され、配達に適した状態であること
1つでも条件を満たさない場合、配送を受けることはできずキャンセルすることになります。
ピックアップに行って、条件の確認をしたうえでキャンセルになってしまうと、時間も労力もかなりのロスになるのがきついですね。
相手が一般ユーザーで全てを把握しているとは限らないし、毎回運ぶものも変わるので、キャンセルリスクは頭に入れて受けるかどうかを判断した方が良さそうです。
禁止品・違法品には、例として以下のようなものがあります。
- タバコ・加熱式タバコ製品
- アルコール濃度60%以上の飲料・消毒液
- 違法物品・偽物・盗品など
- 腐敗しやすい食料品または飲料(生肉、乳製品など)
- 現金、ギフト券など
- 医薬品、指定薬物、医療廃棄物など
- 可燃性・有毒・爆発性の危険物(塗料・接着剤等含む)
その他の禁止品や、詳細についてはUberのヘルプページに記載されています。
まとめ
Uber Eatsの新サービス「Courier(クーリエ)」は、ユーザーにとって利便性が上がるだけでなく、配達パートナーにとっても新しいチャンスになりそうです。
荷物の配送にも対応できるようになることで、これまでよりも稼げる時間帯が広がり、ピークタイム以外でもリクエストを受けやすくなります。飲食店が少ないエリアでも案件を拾いやすくなりそうです。
ただし、料理と違って店舗以外の場所に荷物を取りに行くことになるため、ピックアップには少し手間取る場面もあるかもしれません(調理待ちがないのは気楽かも)。
また、サイズ制限や禁止品などのルールがあり、現場で「やっぱり無理!」となってしまうキャンセルリスクがあるのはちょっと怖いところです。
あとは気になるのはやっぱり報酬ですね! これは実際に稼働してみないと分からないので、サービスが始まったら試して確認してみようと思います。
今後、需要が伸びて全国に広がっていけば、けっこう熱い展開になるかもしれません!