Uber Eatsで配達をキャンセルするとどうなる?受けキャンって何?

noshiftデリバリーワーク編集部

Uber Eatsの配達をしていると、やむを得ない事情でキャンセルしなくてはいけないことがあります。

例えば、自転車が故障して動かなくなってしまったとか、事故で怪我をしてしまって動けないとか、配達が続行できない状況です。他にも、料理ができるまで30分かかるって言われたとか、前に嫌な思いをした店だから行きたくないとか、色々とありますよね。

Uber Eatsの配達はキャンセルできるのか、キャンセルするとどんな影響はあるのかなど、キャンセルに関する情報をまとめます。

目次
  1. Uber Eatsの配達はキャンセルできる?
  2. ピックアップ前のキャンセル(受けキャン)
  3. ピックアップ後のキャンセル
  4. キャンセルしなくてもいい場合
  5. 注文者都合のキャンセル
  6. キャンセル率の確認方法
  7. ピックアップ後にキャンセルした失敗談

Uber Eatsの配達はキャンセルできる?

Uber Eatsの配達はキャンセルすることはできます

キャンセルする状況には2通りのパターンがあります。

キャンセルするタイミングの違いですが、料理をピックアップする前と後では全く意味が違ってきます

ピックアップ前のキャンセル(受けキャン)

リクエストが鳴ってレストランに到着する前にキャンセルすることを、配達パートナーの間では「受けキャン」と呼ばれています。

リクエストを受けてみないとどのレストランからの依頼なのかがわからないことから、「受けてからキャンセル」が縮まって「受けキャン」ということですね。

どんな時に受けキャンをするのかというと

  • 料理の待ち時間が長すぎる
  • 過去に嫌な思いをしたことがある店舗
  • ダブルを拒否しようとして誤って受けてしまった
  • トラブルが起きてピックアップにいけなくなった

などです。

キャンセルすると次の配達パートナーにリクエストが回るだけなので、料理が無駄になることもなく、そこまでリスクがないように思えます。

ですが、受けキャンを多用するとリクエストが鳴りにくくなるという噂があります。

依頼する立場からすれば、リクエストを受けたら確実に配達してくれる人を優先した方が効率がいいですから、そういうプログラムがあってもおかしくないです。

仮にそういったペナルティがなかったとしても、次の配達パートナーにリクエストが行くまでにタイムロスができて店舗に迷惑がかかりますし、出来立ての料理が冷めてしまいお客さんも残念な気持ちになります。

リクエストを受けた後のキャンセルは、よほどの理由がない限りは控えましょう。

受けキャンでアカウント停止のリスク

受けキャンを何度もしているとアカウント停止のリスクがあります。

何回までならキャンセルしても大丈夫、キャンセル率何パーセントまでなら大丈夫、という正確な情報はありません。

何度かキャンセルをしていると警告メールが来て、それでも改善されないとアカウントが使えなくなりパートナーセンターに呼び出しがかかます。

その後もキャンセルが続くと永久にアカウントが使えなくなるそうです。

ピックアップ後のキャンセル

料理をピックアップした後は、基本的にキャンセルしてはいけません

受けキャンとは全く事情が違います。

ピックアップ後にキャンセルできるのは、商品を破損してしまったとか、交通事故で動けなくなったとか、特別な事情がある時だけです。

以前はアプリ上のキャンセルボタンからキャンセルできてしまう仕様でしたが、今はサポートセンターに連絡してキャンセルしてもらう方式に変更されています。

なお、理由なくキャンセルして料理を持ち帰るのは窃盗(横領)です。故意にキャンセルするのは絶対にやめましょう。

受けキャンと違って、ピックアップ後の不審なキャンセルがあればすぐにアカウント停止になります。

キャンセルしなくてもいい場合

注文者に指定された住所に到着したものの、注文者が見つからないことがあります。

よくあるのが、注文者が住所の登録を間違えていた、もしくは部屋番号を記入していなかった、という状況です。

メッセージに返答がなく、電話しても出てもらえないとなると、届けることができません。

「届けられないならキャンセルするしかないか・・」、と思ってしまいがちですが、これは配達パートナーの責任ではないのでキャンセルする必要はありません

電話をかけても繋がらないとアプリ上でカウントダウンタイマーが作動します。タイマー作動から10分経過し、電話を最低2回かけて、それでも連絡が取れない場合は配達完了となります。

この手順を踏んで乗車を終了すれば、配達は完了したものとなり、キャンセル率は上がりません

注文者都合のキャンセル

めったにないですが、注文者側がキャンセルすることがあります。

この場合は、当然ながら配達パートナーに責任はなく、キャンセル率増加やペナルティもありません

レストランに到着する前に注文者都合でキャンセルされた場合は、特に何もありません。その注文は最初から受けなったことになります。

ピックアップのために移動してきたのに、全てなかったことになるのは切ないですが、注文そのものがなくなっているので仕方ないですね...。

料理をピックアップした後に注文者都合でキャンセルされた場合は、サポートに問い合わせると配達料の保障として500円もらえることがあります。

何も言わないともらえない場合があるので、必ずサポートに連絡しましょう。その際に、料理を返却する必要があるのか、廃棄にするのかも確認しておくといいです。

キャンセル率の確認方法

以前は売り上げの確認画面で簡単にキャンセル率が確認できたのですが、今はUber Fleetからしか確認することができなくなりました。

Uber FleetはUberが公式に提供しているものなのでご安心ください。(本来は配車用の管理アプリだそうです)

アプリはAndroid版しかありませんが、ブラウザ版ならPCやiOSでも利用できます。

WEB版ログイン画面
WEB版ログイン画面

メールアドレス、パスワードを入力してサインインします。すでにログイン済みであればこの画面は表示されず、いきなり次の画面に行きます。

Uber Fleet管理画面
Uber Fleet管理画面

アカウントにサインインすると、右下にキャンセル率や応答率などが表示されます。

キャンセル率は公式目標値の5%以下を保ちましょう。

集計期間を変更するには右上の「期間」を押して、「毎日の」「毎週」を切り替えてから、調べたい期間を選択すれば確認できます。

また、今までの総合的なキャンセル率は調べられないようなので覚えておきましょう。

ピックアップ後にキャンセルした失敗談

最後に、Uber Eatsをやり始めて間もない頃にやってしまった、キャンセルにまつわる失敗談を紹介します。

最後の配達で見たこともない長距離ドロップ

その時は、Uber Eatsの稼動終了後に別の仕事の予定が入っていたので、次の配達で最後にしようと思いつつレストランで商品をピックアップしました。アプリを配達開始にしてお届け先の住所を確認すると、帰る方角とは逆方向で往復1時間かかることが判明しました。

今まで経験したことないほどの長距離ドロップで、普段だったら距離料金を稼げてラッキーな配達かもしれませんが、今回は受けるのは難しいと判断しました。完全に自己都合でのキャンセルなので申し訳なく思いましたが、アプリからキャンセル処理をしてサポートセンターへ電話しました。

サポートからは「後任の配達員を手配しますのでそのまま商品を返却してください」との指示がありましたので、レストランにはお詫びをしたうえで商品を返却し、アプリをオフラインにしてその日の配達は終了しました。

商品が届かなかった警告が

ところが、翌日になって「お客さまから商品が届いていないというご連絡があった」というメッセージが届いてしまいました。

後任の配達員は手配されず届かなかったのか、実際は配達は完了しているがシステム上アプリに通知が届いただけなのかは不明です・・・。

一番悪いのは十分な時間を確保できずにピックアップ後にキャンセルをしてしまったことですが、サポートの指示通りに行動したのに、このメッセージには不安を覚えてしまいました。

今後はどのように対応すれば良いのかをサポートに質問したところ、「アプリでキャンセル処理後ではなく、キャンセル前に電話をください」という回答をいただきました。

今後の教訓

この時のように、ふいに長距離&帰宅方向とは逆方向の配達が入ってくる場合があるので、仕事のアポが入っている時は時間に余裕を持って配達を終了するようになりました。

好きな時間に稼動して、好きなタイミングでやめられるのがUber Eatsのメリットですが、時間ギリギリまでやっていると色々な方に迷惑をかけてしまうし、焦りから交通事故にも繋がりかねません。

この記事を読んでる皆さん、もし止むを得ずキャンセルをしなければいけない場合は、自己判断で勝手にキャンセル処理をするのではなく、必ずキャンセル処理前にサポートに電話して指示をあおぐようにしてくださいね!

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