Uber Eats 新報酬「フラットレート」とは?仕組み・予約方法・稼げるコツを徹底解説
Uber Eats 配達の新しい報酬の仕組みフラットレートが、2025年9月9日から試験導入されました。
これまでの配達1件ごとに報酬が決まる方式とは異なり、配達にかかった時間をもとにあらかじめ決められた金額が支払われる仕組みです。
すでに横浜や仙台では「固定報酬」という名前で先行導入されていましたが、今回から名称を「フラットレート」に統一。今後は全国へ展開されるのではないかと予想されます。
配達パートナーにとっては「1件ごとの波が大きい報酬」ではなく、「時間に応じた安定的な収入」を得られる可能性があります。
フラットレートの詳しい仕組みや、実際のところ稼げるのか、詳しく深掘りしていきます!
- フラットレートの基本
- 予約方法と利用の流れ
- 拒否・キャンセルのルール
- プロモーションやチップは別扱い
- フラットレートの上手な使い方
- 意図的に遅くするのはNG
- まとめ
フラットレートの基本
フラットレートは1時間あたりの報酬が設定されていて、そのうち配達にかかった時間で報酬が決まる仕組みです。
たとえば1時間あたり1900円と設定されている場合、1件の配達が15分で完了したとすると、1900×0.25=475円という計算になります。
勘違いしやすいですが、フラットレートは時給制ではありません。
配達リクエストを受けてから配達完了するまでの間だけ報酬が発生し、オンラインであっても何もリクエストを受けていない状態だと報酬は発生しません。
要は、「オンライン時間」ではなく「運転時間」のみ分給が発生する、みたいなイメージになります。
もし1時間フルでリクエストを受け続ければ表示されている1時間あたりの報酬をそのまま受け取れますが、実際にはずっと数珠鳴りし続けるということはなかなかないので、表示されている金額より少なくなる可能性が高いです。
固定報酬からフラットレートという名前に変更されたのは、時給制や日給制と誤解されないためなんじゃないかと思います。
予約方法と利用の流れ
いつから予約できる?
フラットレートは24時間前から予約OKです。
ただし枠に限りがあるため、予約しようとしても埋まってて取れなかった、ということがありがちです。(埋まってしまうと「現在利用できません」と表示されます)
もし少しでもやるつもりがあるなら、見つけ次第すぐに予約した方がいいです。予約だけ取っておいて、後から通常配達にすることもできます。
アプリでの予約のやり方

フラットレートはクエストと同じ「機会」のところに表示されます。
新しく予約枠があると機会のところにバッジ(新規の通知マーク)が付くのですぐに気づくと思います。
入りたい枠を選択すると詳細が表示されるので、「予約」ボタンをタップすれば完了です。
あとはその時間になったら稼働するだけです。
開始・終了は自由
「予約した時間はまるまる拘束されるの?」と思うかもしれませんが、その心配はいりません。
- 枠の中なら好きなタイミングでスタートOK
- 早めに切り上げてもペナルティなし
- 枠が終われば自動で通常の配達報酬に戻る
なので、急な予定が入っても柔軟に対応できます。
拒否・キャンセルのルール
1時間に1回までならOK
フラットレート中でも、全てのリクエストを全部受けなきゃいけないわけではありません。
60分に1件までなら拒否やキャンセルしても大丈夫です。
2件以上やると終了
もし1時間の間に2件以上キャンセルや拒否をすると、その時点でフラットレートは終了となり、そこからは通常の配達ごとの報酬に戻ります。
逆に言えば、意図的にフラットレートを終了したい場合は2回キャンセルすればいいってことですね。フラットレートを終了したからといって、配達パートナーにとって不利益になることはないのでご安心を。
なお、注文者や店舗の都合でキャンセルされた場合、フラットレートのキャンセル回数にはカウントされません。
プロモーションやチップは別扱い
フラットレートによる報酬は、今まででいうところの「正味の料金」に当たります。
そのため、通常と同じようにプロモーションやチップは別でもらうことができます。特に、クエスト報酬が別でもらえるってのは重要な部分ですね!
フラットレートだと通常であればスルーしてしまうような短距離・低単価案件もガンガン受けることになるので、おそらく配達回数はかなり稼げるはずです。
通常の配達ではじっくり厳選してマグロを狙い、フラットレートでは回数を稼いでクエストクリアを目指す、といった使い分けが良さそうです。
フラットレートの上手な使い方
フラットレート中はほぼ全受け状態になり、追いダブルや追いトリプルが来ても全て受け入れなければいけません。
配達中しか報酬が発生しない仕組み上、追いダブルでもなんでも取った方がいいと思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。
例えば、想定より遠くに飛ばされて鳴りが悪いとか、バッグの中がいっぱいで積むのが大変とか、注文者を待たせてしまってBAD評価を付けられるとか、避けたいことは色々とあります。
そこで、配達リクエストを取ったら「新規のリクエストを停止」するのがオススメです。こうすることで追いダブルのリクエストが来なくなるので、今の配達に集中することができます。
ドロップ先に到着する5分前くらいになったら、リクエストを再開して数珠鳴りを待つ流れですね。
意図的に遅くするのはNG
フラットレートは配達リクエストを受けてから配達完了するまでの間しか報酬が発生しません。逆に言えば、配達完了しなければ報酬が発生し続ける仕組みです。
そのため、商品の受け渡しが終わった後も配達完了操作をしなければ、報酬をもらいながらリクエスト待ちをすることができてしまうんですね。
しかし、これはシステムを悪用した不正行為にあたるので、意図的に配達完了操作を遅延するのは絶対にやめましょう。
悪質と判断されればアカウント停止など重いペナルティを受ける可能性があります。以前問題になった「配達調整金の不正」と同じで、検出されやすい行為でもあります。
受け渡しが終わったら、速やかに配達完了操作をするようにしましょう。
エレベーターの中だと電波が届かずスマホが操作できないことが多いので、マンションの外に出るくらいまではいいと思いますけどね。
まとめ
これまでのUber Eats では、配達リクエストを選んで「マグロ案件」と呼ばれる高額報酬を狙うのが稼ぐコツでした。
ただし、その結果として拒否が多発し、配達パートナーがなかなか決まらず、料理の受け渡しや到着が遅れることもしばしば。サービス全体のスムーズな運営には、あまり望ましくありません。
そこで導入されたのが「フラットレート」です。この仕組みでは拒否やキャンセルの自由度が大幅に制限され、むしろ受け続けた方が報酬が安定するため、配達パートナーがすぐ決まるようになります。
その結果、注文者に料理が早く届くようになるだけでなく、マグロ案件の発生頻度も減るので、Uber にとっても都合がよい仕組みといえるでしょう。
配達パートナーからすると「マグロ案件」のような一発の跳ねはなくなる一方で、報酬はより安定的になります。しかも案件選びやスマホ操作に頭を使う必要が減るので、運転に集中できるようになるという副次的なメリットもあります。交通事故リスクの低下というのはこの仕事を続ける上で大きな安心材料です。
もちろん、フラットレートは実質「全受け」が前提になります。タワマンや大型商業施設、長距離リクエストも避けられません。ですが、これらが厄介に感じるのは「報酬に見合っていない」とか「効率が悪い」といった理由が大半です。フラットレートではそうした計算をしなくてよいため、むしろ気が楽だという考え方もあります。
これまでのUber Eats とはまったく違う稼ぎ方になりますが、安定性を重視したい人にとっては新しい選択肢です。興味があれば、一度試してみる価値はあると思います!